理科・地歴科横断授業の地域巡検を行いました

 7月21日(木)、1・2学年合同地域巡検授業を実施しました。理科・地歴科の横断授業として地域の自然や文化・歴史を学ぼうというもので、昨年度は釧路湿原国立公園で湿原の自然を学び、今年度は阿寒・摩周国立公園でアイヌ文化や阿寒湖畔の自然について学びました。
 午前中、阿寒湖アイヌシアターイコロを訪れ、阿寒アイヌ工芸協同組合総括部長の尾田様からアイヌの歴史について講話をしていただき、その後、アイヌの伝統的な楽器「ムックリ」の演奏を指導していただきました。生徒たちは初めて触れる楽器に初めは戸惑っていましたが、多くの生徒がかなり上手に音を出せるようになりました。次いで、尾田様からアイヌの文化や自然観についてお話しいただいた後、伝統創造オンネチセ内を案内していただきました。アイヌの人々の自然と共存する工夫や考え方に生徒は関心していました。
 午後からは、阿寒湖畔エコミュージアムセンターの野竿様と大沢様に前田一歩園「光の森」を案内していただき、ガスが湧き出る「手塚沼」など阿寒湖畔特有の自然に触れ、また、「伐る山でなく観る山にしよう」という理念のもと前田一歩園財団によって守られてきた樹齢800年の桂の木などを観察することができました。
 今回の体験は、生徒にとって民族共生のありかたや自然と人間のかかわり方について考えていくための素晴らしい機会になったと思います。
 阿寒湖アイヌシアターイコロと阿寒湖畔エコミュージアムセンターの方々に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

地域巡検1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑阿寒湖アイヌシアターイコロの前に集合

地域巡検2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑伝統創造オンネチセでアイヌの歴史と文化について講話をしていただきました

地域巡検3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑アイヌの伝統的な楽器「ムックリ」演奏を指導していただき練習しました

地域巡検4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑前田一歩園「光の森」で湖畔の動植物について学びました

地域巡検5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↑「光の森」の中にある樹齢800年の桂の大木の前で記念写真